「坊っちゃん列車」にまつわる3択クイズ25問

坊っちゃん列車 電車クイズ

小説『坊つちやん』にちなんで名付けられたこの列車は、松山の観光シンボルとして多くの人々に親しまれています。

さあ、あなたはどれだけ知っているでしょうか?全30問の3択クイズに挑戦してみましょう!

1. 坊っちゃん列車の名前の由来となった小説『坊つちやん』を書いた作家は誰でしょうか?

  1. 森鴎外
  2. 夏目漱石
  3. 芥川龍之介
答え:2. 夏目漱石
解説:
坊っちゃん列車は夏目漱石の小説『坊つちやん』の中で「マッチ箱のような汽車」として登場しており、主人公の坊っちゃんがこれに乗ったことから「坊っちゃん列車」と呼ばれるようになりました。

2. 伊予鉄道が最初に開業したのは何年でしょうか?

  1. 1888年(明治21年)
  2. 1901年(明治34年)
  3. 1912年(明治45年)
答え:1. 1888年(明治21年)
解説:
1888年(明治21年)10月28日に伊予鉄道が松山(現在の松山市)- 三津間を762mm軌間で開業しました。

3. 初期の坊っちゃん列車の機関車はどこの国の製造でしょうか?

  1. イギリス
  2. アメリカ
  3. バイエルン王国(現在のドイツ)
答え:3. バイエルン王国(現在のドイツ)
解説:
伊予鉄道開業時の機関車は、バイエルン王国(当時)・ミュンヘンのクラウス社製B形蒸気機関車(甲1形)2両でした。

4. 伊予鉄道開業時に使用された軌間(レール幅)はどれでしょうか?

  1. 762mm
  2. 1067mm
  3. 1435mm
答え:1. 762mm
解説:
伊予鉄道が開業した当初は762mm軌間でした。これは日本の標準軌間(1067mm)よりも狭い軌間です。

5. 初期の客貨車の納品に関する逸話として、どのような話が残されているでしょうか?

  1. 日本人技術者が現地で組み立てた
  2. 完成状態のまま木箱に詰めて納品された
  3. 船の上で組み立てられた
答え:2. 完成状態のまま木箱に詰めて納品された
解説:
バイエルンから輸入された客貨車は、あまりの小型さゆえに分解されず、完成状態のまま木箱に詰めて納品されてきたという逸話が残っています。

6. 1907年(明治40年)時点での機関車は主にどこの製造会社のものが使われていましたか?

  1. クラウス社
  2. フレッチャー・ジェニングス社
  3. コッペル社
答え:1. クラウス社
解説:
1907年(明治40年)の時点では南予鉄道からの編入車である甲4形をのぞき全車クラウス社製の同系機で揃っていました。

7. 1965年に甲1形1号機が移設された場所はどこでしょうか?

  1. 松山駅前
  2. 梅津寺パーク
  3. 子規堂
答え:2. 梅津寺パーク
解説:
1965年(昭和40年)に伊予鉄道は自社が経営する有料遊園地である梅津寺パーク(現在の梅津寺公園)へ1号機を移動し、復元の上で保存・展示することとしました。

8. 坊っちゃん列車1号機が鉄道記念物に指定されたのは何年でしょうか?

  1. 1954年(昭和29年)
  2. 1967年(昭和42年)
  3. 1977年(昭和52年)
答え:2. 1967年(昭和42年)
解説:
1967年(昭和42年)10月14日、梅津寺パークに保存の1号機が鉄道記念物に指定されました。

9. 1977年に製作されたレプリカの蒸気機関車を製作したのは?

  1. 伊予鉄道
  2. 米山工業
  3. 新潟鐵工所
答え:2. 米山工業
解説:
1977年、松山市の機械メーカー・米山工業がレプリカの蒸気機関車を製作しました。

10. 米山工業製のレプリカは1988年にどの映画の撮影に使用されましたか?

  1. 『ダウンタウン・ヒーローズ』
  2. 『坊っちゃん』
  3. 『鉄道員(ぽっぽや)』
答え:1. 『ダウンタウン・ヒーローズ』
解説:
1988年5月、映画『ダウンタウン・ヒーローズ』撮影のために内子線旧線五十崎駅付近で運転されました。

11. 現在運行されている「坊っちゃん列車」は何年から運行が開始されましたか?

  1. 1988年(昭和63年)
  2. 1994年(平成6年)
  3. 2001年(平成13年)
答え:3. 2001年(平成13年)
解説:
伊予鉄道は2001年(平成13年)に坊っちゃん列車の復元を発表・運行開始しました。

12. 現在運行されている「坊っちゃん列車」の動力方式はどれでしょうか?

  1. 蒸気機関車
  2. ディーゼル機関車
  3. 電気機関車
答え:2. ディーゼル機関車
解説:
現在の列車は往時の坊っちゃん列車をモデルにディーゼル動力方式を採用しています。

13. 現在の「坊っちゃん列車」の製造会社はどこでしょうか?

  1. 米山工業
  2. 日立製作所
  3. 新潟鐵工所
答え:3. 新潟鐵工所
解説:
現在運行されている坊っちゃん列車は新潟鐵工所によって製造されました。

14. 現在の「坊っちゃん列車」の煙突から出る煙の正体は何でしょうか?

  1. 本物の石炭の煙
  2. 水蒸気を使用したダミーの煙
  3. 電子的な映像効果
答え:2. 水蒸気を使用したダミーの煙
解説:
煙突からは水蒸気を使用したダミーの煙を出す発煙装置を採用しています。

15. 現在の「坊っちゃん列車」の汽笛はどのように再現されていますか?

  1. 伊予鉄道OBの協力を得て再現
  2. コンピュータによる音源
  3. オリジナルを修復して使用
答え:1. 伊予鉄道OBの協力を得て再現
解説:
汽笛は同社OBの協力を得て再現し、制服も当時のものを復元するなど、可能な限り往時の姿に似せています。

16. 現在の「坊っちゃん列車」が運行している区間は主にどこですか?

  1. 松山 – 三津間
  2. 松山市駅/JR松山駅前 – 道後温泉駅間
  3. 松山 – 郡中間
答え:2. 松山市駅/JR松山駅前 – 道後温泉駅間
解説:
現在は市内線の松山市駅 – 道後温泉駅間、JR松山駅前 – 道後温泉駅間で運行されています。

17. 現在の「坊っちゃん列車」の客車の屋根に取り付けられている装置の名称は?

  1. ビューゲル(進路制御装置)
  2. パンタグラフ
  3. トロリーポール
答え:1. ビューゲル(進路制御装置)
解説:
客車の屋根にはダミーのビューゲル(進路制御装置と呼んでいる)が取り付けられており、分岐点でポイント操作を行うトロリーコンタクターを作動させるために使用されます。

18. 現在の「坊っちゃん列車」が方向転換する際の特徴的な方法は何でしょうか?

  1. ターンテーブルを使用する
  2. Y字線路で方向転換する
  3. 油圧ジャッキで持ち上げて人力で回転させる
答え:3. 油圧ジャッキで持ち上げて人力で回転させる
解説:
機関車の下部に軌道モーターカーと同じ方向転換装置(油圧ジャッキ)が内蔵されており、入換時にはこの方向転換装置を動作して機関車全体を持ち上げ、人力で機関車を180度転回させます。

19. 「坊っちゃん列車ミュージアム」がオープンしたのは何年でしょうか?

  1. 2001年(平成13年)
  2. 2010年(平成22年)
  3. 2016年(平成28年)
答え:3. 2016年(平成28年)
解説:
2016年(平成28年)12月、松山市駅近くの伊予鉄道本社ビル1階に、無料展示施設「坊っちゃん列車ミュージアム」がオープンしました。

20. 「坊っちゃん列車ミュージアム」に展示されている機関車のレプリカは何号機の部品を再利用していますか?

  1. 1号機
  2. 2号機
  3. 3号機
答え:3. 3号機
解説:
坊っちゃん列車ミュージアムには、3号機関車の主要部品を再利用して製作された1号機関車のレプリカが展示されています。

21. 松山自動車道のどこに「坊っちゃん列車ギャラリー石鎚」があるでしょうか?

  1. 石鎚山サービスエリア(上り線)
  2. 石鎚山パーキングエリア(下り線)
  3. 松山インターチェンジ
答え:1. 石鎚山サービスエリア(上り線)
解説:
2017年(平成29年)10月、松山自動車道 石鎚山サービスエリア(上り線)の店舗内に、無料展示施設「浪漫停車場 坊っちゃん列車ギャラリー石鎚」がオープンしました。

22. 伊予鉄道がディーゼル機関車を初めて試作したのは何年でしょうか?

  1. 1946年(昭和21年)
  2. 1953年(昭和28年)
  3. 1966年(昭和41年)
答え:2. 1953年(昭和28年)
解説:
1953年(昭和28年)に6の部品流用でDB-1形DB-1を試作し、さらに新造でDB-2 – 8が投入されました。

23. 現在の「坊っちゃん列車」が2023年11月から運休した理由は何でしょうか?

  1. 車両の故障
  2. 運転士不足
  3. 路線工事
答え:2. 運転士不足
解説:
2023年11月1日より運転士不足により当面の間運休となりました。

24. 坊っちゃん列車を運行するための運転資格は何と呼ばれるものでしょうか?

  1. 甲種内燃車運転資格
  2. 乙種内燃車運転資格
  3. 蒸気機関車運転資格
答え:2. 乙種内燃車運転資格
解説:
運行再開に当たっては過去のものとなっていた「乙種内燃車」の運転資格を復活させました。

25. 2023年12月に松山市が開催した「坊っちゃん列車を考える会」で明らかになった運行の課題は何でしょうか?

  1. 観光客の減少
  2. 維持費の高騰
  3. 赤字が多い年で1億円を超える
答え:3. 赤字が多い年で1億円を超える
解説:
2023年12月18日の「坊っちゃん列車を考える会」で伊予鉄グループ社長は、坊っちゃん列車の赤字は多い年で1億円を超えることを明らかにし、松山市にコストを負担するよう求めました。

まとめ

全25問のクイズにチャレンジしていただき、ありがとうございました。

今回のクイズで得た知識をもとに、次はぜひ実際に松山の街を訪れ、坊っちゃん列車に乗ってみてください。

道後温泉への道のり、街中をのんびり走るその姿を見れば、きっと今回の知識が“体験”として深く結びつくはずです。

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