「名鉄7000系電車」にまつわる3択クイズ25問

名鉄7000系電車 クイズ

名古屋鉄道(名鉄)を代表する車両「パノラマカー」こと7000系電車に関する知識を試す25問のクイズを用意しました。

運転台を2階に設置し、最前部に展望席を設けたこの革新的な車両についての理解を深めていただければ幸いです。

それでは、あなたの名鉄7000系の知識を試してみましょう!

  1. 1. 名鉄7000系電車が運用されていた期間は?
  2. 2. 名鉄7000系電車の特徴的な設計は?
  3. 3. 名鉄7000系電車の愛称は?
  4. 4. 名鉄7000系電車は鉄道友の会より何賞を受賞しましたか?
  5. 5. 名鉄7000系電車は合計何両製造されましたか?
  6. 6. 名鉄7000系電車の運用開始日はいつでしたか?
  7. 7. 名鉄7000系電車が報道公開された日はいつでしたか?
  8. 8. 名鉄7000系電車の試乗会はいつ行われましたか?
  9. 9. 名鉄7000系電車の車体色は何色でしたか?
  10. 10. 名鉄7000系電車は当初何両編成で登場しましたか?
  11. 11. 名鉄7000系電車の名鉄における呼称は?
  12. 12. 名鉄7000系電車の7700系は何年に登場しましたか?
  13. 13. 名鉄7000系電車の最初の運行区間はどこでしたか?
  14. 14. 名鉄7000系電車の前面窓はどのような特徴がありましたか?
  15. 15. 名鉄7000系電車の前照灯(前部標識灯)の特徴は?
  16. 16. 名鉄7000系電車の側面窓にはどのような構造が採用されましたか?
  17. 17. 名鉄7000系電車の室内の座席配置は主にどのようなものでしたか?
  18. 18. 名鉄7000系電車の車掌台にはどのような設備がありましたか?
  19. 19. 名鉄7000系電車の最高速度は運行開始当初、何km/hでしたか?
  20. 20. 名鉄7000系電車にデジタル速度計が設置されたのはいつですか?
  21. 21. 名鉄7000系電車の宣伝用短編映画のタイトルは何でしたか?
  22. 22. 名鉄7000系電車の方向板はどのような形状でしたか?
  23. 23. 名鉄7000系電車の室内座席のモケットの色は何色でしたか?
  24. 24. 名鉄7000系電車の前面ガラスはどのような厚さでしたか?
  25. 25. 名鉄7000系電車が2両編成で営業運行したのはいつですか?
  26. まとめ

1. 名鉄7000系電車が運用されていた期間は?

  1. 1951年から1999年
  2. 1961年から2009年
  3. 1971年から2019年
答え:2. 1961年から2009年
解説:
名鉄7000系電車は1961年から2009年まで運用された電車です。約48年間という長期にわたり名鉄を代表する車両として活躍しました。

2. 名鉄7000系電車の特徴的な設計は?

  1. 運転台を2階に設置し最前部に展望席を設けた
  2. 全車両2階建て構造にした
  3. 屋根に展望デッキを設けた
答え:1. 運転台を2階に設置し最前部に展望席を設けた
解説:
名鉄7000系電車は日本で初めて、運転台を2階に設置した上で最前部に展望席を設けた車両(展望車)です。これが「パノラマカー」と呼ばれる理由となりました。

3. 名鉄7000系電車の愛称は?

  1. ビスタカー
  2. パノラマカー
  3. スカイビュー
答え:2. パノラマカー
解説:
名鉄7000系電車には「パノラマカー」という愛称がつけられました。前面展望を楽しめる構造から、この名前が付けられています。

4. 名鉄7000系電車は鉄道友の会より何賞を受賞しましたか?

  1. ローレル賞
  2. ブルーリボン賞
  3. グリーンリボン賞
答え:2. ブルーリボン賞
解説:
名鉄7000系電車は1962年に鉄道友の会より第5回ブルーリボン賞を受賞しました。5月26日に授賞式が行われています。

5. 名鉄7000系電車は合計何両製造されましたか?

  1. 76両
  2. 96両
  3. 116両
答え:3. 116両
解説:
名鉄7000系電車は改良を加えつつ1975年まで継続して増備され、合計116両が製造されました。一時期は名鉄では最多両数の形式となっていました。

6. 名鉄7000系電車の運用開始日はいつでしたか?

  1. 1961年4月22日
  2. 1961年5月15日
  3. 1961年6月1日
答え:3. 1961年6月1日
解説:
1961年6月1日、豊橋駅3番線にて発車式が挙行され、午前9時4分に同駅を発車する特急新岐阜行きから、7000系パノラマカーの営業運行が開始されました。

7. 名鉄7000系電車が報道公開された日はいつでしたか?

  1. 1961年4月22日
  2. 1961年5月15日
  3. 1961年6月1日
答え:1. 1961年4月22日
解説:
完成した7000系パノラマカーの最初の編成は1961年4月22日に神宮前駅で報道公開されました。この時は報道関係者が撮影のために本線上に脚立を立て、運転台には6人も入り込む騒ぎでした。

8. 名鉄7000系電車の試乗会はいつ行われましたか?

  1. 1961年4月22日
  2. 1961年5月15日
  3. 1961年6月1日
答え:2. 1961年5月15日
解説:
1961年5月15日には監督官庁、鉄道関係者、メーカー、マスコミらを招待して新名古屋から新岐阜間で試乗会を実施しました。この試乗会では4000人が参加し、デザインを担当した萩原政男も参加しています。

9. 名鉄7000系電車の車体色は何色でしたか?

  1. スカーレット
  2. クリムゾン
  3. バーミリオン
答え:1. スカーレット
解説:
名鉄7000系電車の車体色はスカーレット1色でした。車体側面には近鉄のビスタカーに倣って「パノラマ」というロゴを入れる案がありましたが、デザインを担当した萩原は「泥臭い」として採用しませんでした。

10. 名鉄7000系電車は当初何両編成で登場しましたか?

  1. 2両編成
  2. 4両編成
  3. 6両編成
答え:3. 6両編成
解説:
名鉄7000系電車は6両編成で登場し、1967年4月から4両編成も登場しました。設計段階では、将来10両編成に増強することを考慮していました。

11. 名鉄7000系電車の名鉄における呼称は?

  1. SR車
  2. VR車
  3. AR車
答え:1. SR車
解説:
名鉄の社内では5000系以降の高性能車について「SR車」と呼称しており、7000系電車もこの呼称で呼ばれていました。

12. 名鉄7000系電車の7700系は何年に登場しましたか?

  1. 1963年
  2. 1968年
  3. 1973年
答え:3. 1973年
解説:
7700系は1973年4月に4両編成と2両編成が同時に登場しました。前面が展望席スタイルではなく貫通構造となっており、1990年以降は全て白帯車の2両編成で運用され、7700系中間車は7000系の編成に組み込まれました。

13. 名鉄7000系電車の最初の運行区間はどこでしたか?

  1. 豊橋駅~新岐阜駅
  2. 名古屋駅~犬山駅
  3. 新名古屋駅~新岐阜駅
答え:1. 豊橋駅~新岐阜駅
解説:
1961年6月1日、豊橋駅3番線にて発車式が挙行され、午前9時4分に同駅を発車する特急新岐阜行きから、7000系パノラマカーの営業運行が開始されました。

14. 名鉄7000系電車の前面窓はどのような特徴がありましたか?

  1. 曲面の複層ガラス
  2. 平面の複層ガラス
  3. 単層の強化ガラス
答え:2. 平面の複層ガラス
解説:
前面窓は、当時の日本の技術では曲面の複層ガラスの製造ができなかったことと、製造数の少ない鉄道車両においてはコストが高くなるため、すべて平面ガラスで構成しました。前面に使用されたガラスは外側8mm・内側5mmとし、2枚のガラスの間には6mmの空間を設定しており、当時の価格で1枚10万円という高価なものでした。

15. 名鉄7000系電車の前照灯(前部標識灯)の特徴は?

  1. LED照明を採用
  2. 旋回式を採用
  3. 点滅式を採用
答え:2. 旋回式を採用
解説:
前照灯は、正面窓の上下に2灯ずつ、合計4灯設けられました。このうち、窓下の2灯については、光源そのものがサーチライト(米国形機関車でのマーズライト)のように円錐を描くように回転することによって、地上から光が明滅しているように見える「旋回式前部標識灯」を採用しました。

16. 名鉄7000系電車の側面窓にはどのような構造が採用されましたか?

  1. 連続窓構造
  2. 個別窓構造
  3. 半開式窓構造
答え:1. 連続窓構造
解説:
側面窓は日本車輌の提案により、窓柱を車内に収め、ガラスで柱部分も覆う「連続窓」という固定窓構造が採用されました。連続窓構造のため、客室内には鋼柱が露出していましたが、ここに横引式のカーテンをおくことで窓柱を目立たなくしました。

17. 名鉄7000系電車の室内の座席配置は主にどのようなものでしたか?

  1. 転換式クロスシート
  2. 固定式クロスシート
  3. ロングシート
答え:1. 転換式クロスシート
解説:
座席は転換式クロスシートをシートピッチ900mmで配置しました。ただし戸袋窓部分のみロングシートとしています。

18. 名鉄7000系電車の車掌台にはどのような設備がありましたか?

  1. 固定式座席
  2. 折りたたみ座席
  3. 立席のみ
答え:2. 折りたたみ座席
解説:
モ7000形の連結面には車掌台を設けましたが、使用していないときには客室として使用するように、折りたたみ座席を設けました。客室と車掌台の仕切り壁は設けられていません。

19. 名鉄7000系電車の最高速度は運行開始当初、何km/hでしたか?

  1. 100 km/h
  2. 105 km/h
  3. 110 km/h
答え:2. 105 km/h
解説:
運行開始当初の最高速度は105km/hでしたが、1961年6月12日のダイヤ改正で110km/hに引き上げられました。

20. 名鉄7000系電車にデジタル速度計が設置されたのはいつですか?

  1. 1961年12月
  2. 1962年1月
  3. 1962年6月
答え:2. 1962年1月
解説:
パノラマカーの人気を受けて、名鉄は1962年1月中旬に7004号の展望室と客室前部扉上の2か所に光電管式のデジタル速度計を設置し、その後の新造車には全車に設置されることとなりました。

21. 名鉄7000系電車の宣伝用短編映画のタイトルは何でしたか?

  1. ぼくらの特急
  2. 走れパノラマ
  3. 未来への列車
答え:1. ぼくらの特急
解説:
パノラマカーの宣伝用の短編映画『ぼくらの特急』の撮影も行われました。この映画の撮影のために、1961年9月には機能試験も兼ねて10両編成での運転が行われました。

22. 名鉄7000系電車の方向板はどのような形状でしたか?

  1. 正方形
  2. 円形
  3. 逆富士型
答え:3. 逆富士型
解説:
乗り間違いを防ぐために先頭車の前面に方向板が設けられました。この方向板は、ブルーリボン賞受賞記念列車のヘッドマークのデザインがそのまま採用され、その形状から逆富士と通称されました。

23. 名鉄7000系電車の室内座席のモケットの色は何色でしたか?

  1. 朱色
  2. 灰緑色
  3. 紺色
答え:2. 灰緑色
解説:
座席のモケットは灰緑色で、名鉄では「ピーターパン・ブルー」と称していました。

24. 名鉄7000系電車の前面ガラスはどのような厚さでしたか?

  1. 外側5mm・内側5mm
  2. 外側8mm・内側5mm
  3. 外側10mm・内側5mm
答え:2. 外側8mm・内側5mm
解説:
前面に使用されたガラスは外側8mm・内側5mmとし、2枚のガラスの間には6mmの空間を設定しており、当時の価格で1枚10万円という高価なものでした。

25. 名鉄7000系電車が2両編成で営業運行したのはいつですか?

  1. 1962年5月26日
  2. 1963年5月26日
  3. 1964年5月26日
答え:2. 1963年5月26日
解説:
1963年5月26日には国際かんがい排水委員会のための団体臨時列車が運行されましたが、この列車には2両編成に短縮された7000系が運用されました。7000系が2両で営業運行をしたのはこのときだけです。

まとめ

名鉄7000系は、単なる鉄道車両ではなく、多くの人々の思い出が詰まった「走るシンボル」でした。

クイズを通じて、その歴史や特徴を振り返ることで、より一層その魅力を感じられたのではないでしょうか?

現在でも保存車両や鉄道博物館でその姿を目にすることができます。

また、鉄道模型や写真集、イベントなどを通じて、今後も7000系の魅力を楽しんでください!

タイトルとURLをコピーしました