かつて東京と北海道を結んだ寝台特急「北斗星」。
日本初の豪華寝台特急として親しまれ、長年にわたり多くの人々に利用されてきました。
このクイズでは、北斗星の歴史や特徴、運行状況などについて学ぶことができます。
ぜひチャレンジしてみてください。
1. 北斗星が運行を開始したのは何年でしょうか?
- 1978年
- 1988年
- 1998年
答え:2. 1988年
解説:
北斗星は青函トンネル(津軽海峡線)が開業した1988年(昭和63年)3月13日に、初めて東京と北海道を乗り換えなしで直行する列車として運行を開始しました。
解説:
北斗星は青函トンネル(津軽海峡線)が開業した1988年(昭和63年)3月13日に、初めて東京と北海道を乗り換えなしで直行する列車として運行を開始しました。
2. 北斗星の最高走行距離はいくらでしたか?
- 1,114.7 km
- 1,214.7 km
- 1,314.7 km
答え:2. 1,214.7 km
解説:
北斗星の走行距離は1,214.7 kmで、これは2005年3月1日に寝台特急さくらが廃止されて以降、当北斗星が廃止されるまでの間はJRグループが運行する定期旅客列車として最長距離でした。
解説:
北斗星の走行距離は1,214.7 kmで、これは2005年3月1日に寝台特急さくらが廃止されて以降、当北斗星が廃止されるまでの間はJRグループが運行する定期旅客列車として最長距離でした。
3. 北斗星の運行開始当初の1日の運行本数は何往復だったでしょうか?
- 1往復
- 2往復
- 3往復
答え:3. 3往復
解説:
運行開始当初は1日3往復が運行され、うち1往復は臨時列車扱いでした。1989年(平成元年)3月11日には3往復全てが定期列車となりました。
解説:
運行開始当初は1日3往復が運行され、うち1往復は臨時列車扱いでした。1989年(平成元年)3月11日には3往復全てが定期列車となりました。
4. 2008年3月15日以降、北斗星の運行本数が減った理由は何でしょうか?
- 乗客数の減少
- 青函トンネルの夜間工事時間帯確保のため
- 運行コストの増加
答え:2. 青函トンネルの夜間工事時間帯確保のため
解説:
2008年(平成20年)3月15日以降は北海道新幹線建設工事に伴い、青函トンネルを含む津軽海峡線区間での夜間工事時間帯確保のため、1往復の運行となりました。
解説:
2008年(平成20年)3月15日以降は北海道新幹線建設工事に伴い、青函トンネルを含む津軽海峡線区間での夜間工事時間帯確保のため、1往復の運行となりました。
5. 北斗星が定期運行を終了したのは何年でしょうか?
- 2010年
- 2015年
- 2016年
答え:2. 2015年
解説:
車両の老朽化や北海道新幹線の走行試験が始まることなどを理由に、2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正をもって定期運行を終了しました。
解説:
車両の老朽化や北海道新幹線の走行試験が始まることなどを理由に、2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正をもって定期運行を終了しました。
6. 北斗星の名前の由来となったものは何でしょうか?
- 北海道の木
- 天体の北斗七星・北極星
- アイヌ語の言葉
答え:2. 天体の北斗七星・北極星
解説:
北斗星という列車名は天体の北斗七星・北極星が由来となっており、「夜行列車は天体名にちなむ」とかつての慣例や「宇宙的なイメージ」からとされています。
解説:
北斗星という列車名は天体の北斗七星・北極星が由来となっており、「夜行列車は天体名にちなむ」とかつての慣例や「宇宙的なイメージ」からとされています。
7. 北斗星の名前が一般公募で決まった際、得票数1位だった候補は何でしょうか?
- 北海
- タンチョウ
- オーロラ
答え:1. 北海
解説:
一般公募で募られた候補は「北海」が得票数1位で、以下「タンチョウ」「オーロラ」などが続きましたが、結局はわずか15票で108位の「北斗星」が採用されました。
解説:
一般公募で募られた候補は「北海」が得票数1位で、以下「タンチョウ」「オーロラ」などが続きましたが、結局はわずか15票で108位の「北斗星」が採用されました。
8. 北斗星が青函トンネルを通れなくなる原因となった変更点は何でしょうか?
- 架線電圧の変更
- 線路幅の変更
- トンネル断面の縮小
答え:1. 架線電圧の変更
解説:
北海道新幹線開業により青函トンネルを含む約82kmが新幹線と在来線の共用走行区間となり、架線電圧が在来線用の20,000 V から新幹線用の25,000 V へと変更されることになりました。
解説:
北海道新幹線開業により青函トンネルを含む約82kmが新幹線と在来線の共用走行区間となり、架線電圧が在来線用の20,000 V から新幹線用の25,000 V へと変更されることになりました。
9. 北斗星が臨時列車として最後に運行されたのはいつでしょうか?
- 2015年3月14日
- 2015年8月22日・23日
- 2016年3月26日
答え:2. 2015年8月22日・23日
解説:
北斗星は2015年8月22日札幌発、翌23日上野着の列車をもって臨時運行も終了して27年半の歴史に幕を閉じました。
解説:
北斗星は2015年8月22日札幌発、翌23日上野着の列車をもって臨時運行も終了して27年半の歴史に幕を閉じました。
10. 北斗星廃止と同時に幕を閉じることになったのは何でしょうか?
- ブルートレイン
- 寝台特急
- 国鉄時代の客車
答え:1. ブルートレイン
解説:
北斗星の運行終了と同時に、国鉄時代より57年に亘って運行された「ブルートレイン」もその営業運転に幕を閉じることとなりました。
解説:
北斗星の運行終了と同時に、国鉄時代より57年に亘って運行された「ブルートレイン」もその営業運転に幕を閉じることとなりました。
11. 北斗星が上野駅と札幌駅間を走るのにかかった時間はおよそどれくらいでしょうか?
- 約10時間
- 約16時間
- 約20時間
答え:2. 約16時間
解説:
北斗星は1日1往復、片道約16時間を掛けて上野 – 札幌間を走行していました。
解説:
北斗星は1日1往復、片道約16時間を掛けて上野 – 札幌間を走行していました。
12. 北斗星の定期列車時代末期の列車番号は何番だったでしょうか?
- 下り1番・上り2番
- 下り9番・上り10番
- 下り15番・上り16番
答え:1. 下り1番・上り2番
解説:
定期列車時代末期の列車番号は下りが1、上りが2でした。臨時列車化後は下りが8007、上りが8008となりました。
解説:
定期列車時代末期の列車番号は下りが1、上りが2でした。臨時列車化後は下りが8007、上りが8008となりました。
13. 上野駅〜青森駅間の最高運転速度は何km/hだったでしょうか?
- 95km/h
- 100km/h
- 110km/h
答え:3. 110km/h
解説:
北斗星の最高運転速度は区間によって異なり、上野 – 青森間は110km/hでした。
解説:
北斗星の最高運転速度は区間によって異なり、上野 – 青森間は110km/hでした。
14. 北斗星が青森駅で行っていたのは何でしょうか?
- 牽引機関車の交換と運転士・車掌の交代
- 車両の点検のみ
- 乗客の乗り換えのみ
答え:1. 牽引機関車の交換と運転士・車掌の交代
解説:
青森駅では牽引機関車の交換と運転士・車掌の交代が行われました。両名ともにJR東日本とJR北海道が交代していました。
解説:
青森駅では牽引機関車の交換と運転士・車掌の交代が行われました。両名ともにJR東日本とJR北海道が交代していました。
15. 函館〜札幌間の牽引に使われたDD51形ディーゼル機関車の特徴は?
- 単機で牽引していた
- 重連で牽引していた
- 3重連で牽引していた
答え:2. 重連で牽引していた
解説:
函館本線の七飯 – 森間(大沼公園経由)に急勾配区間があることや、他の高速列車への影響を避けるため、DD51形ディーゼル機関車は重連(2両連結)で牽引していました。
解説:
函館本線の七飯 – 森間(大沼公園経由)に急勾配区間があることや、他の高速列車への影響を避けるため、DD51形ディーゼル機関車は重連(2両連結)で牽引していました。
16. 北斗星のラストランで使用されたEF510形電気機関車の号機番号は?
- EF510-501号機
- EF510-510号機
- EF510-515号機
答え:3. EF510-515号機
解説:
北斗星のラストランで使用された機関車はEF510-515号機でした。
解説:
北斗星のラストランで使用された機関車はEF510-515号機でした。
17. 北斗星の客車編成は何両だったでしょうか?
- 8両編成
- 10両編成
- 12両編成
答え:3. 12両編成
解説:
北斗星の客車は24系客車で、全車尾久車両センター所属の12両編成でした。
解説:
北斗星の客車は24系客車で、全車尾久車両センター所属の12両編成でした。
18. 北斗星の個室寝台「ロイヤル」は何号車に設置されていましたか?
- 1・5号車
- 2・8号車
- 3・4・9・10号車
答え:3. 3・4・9・10号車
解説:
北斗星の最高級室である「ロイヤル」は、3・4・9・10号車に2部屋ずつ設置された1名用個室でした。
解説:
北斗星の最高級室である「ロイヤル」は、3・4・9・10号車に2部屋ずつ設置された1名用個室でした。
19. 北斗星のA寝台「ツインデラックス」は何号車に設置されていましたか?
- 1・5号車
- 2・8号車
- 3・9号車
答え:2. 2・8号車
解説:
「ツインデラックス」は2・8号車に8室設置された2人用個室でした。上下2段式のシングルベッドとビデオ放送用モニター、小型デスクなどが設置されていました。
解説:
「ツインデラックス」は2・8号車に8室設置された2人用個室でした。上下2段式のシングルベッドとビデオ放送用モニター、小型デスクなどが設置されていました。
20. 北斗星のB寝台「デュエット」は何号車に設置されていましたか?
- 3・9号車
- 4・10号車
- 1・5・11号車
答え:2. 4・10号車
解説:
B寝台「デュエット」は4・10号車に7室設置されている2人用個室でした。上段と下段の2タイプがあり、いずれも2つのシングルベッドが平行に配置されていました。
解説:
B寝台「デュエット」は4・10号車に7室設置されている2人用個室でした。上段と下段の2タイプがあり、いずれも2つのシングルベッドが平行に配置されていました。
21. 北斗星の食堂車の名称は何でしたか?
- オリオン
- グランシャリオ
- サザンクロス
答え:2. グランシャリオ
解説:
北斗星の食堂車はフランス語で”北斗七星”の意で「グランシャリオ」(Grand Chariot)と命名されていました。
解説:
北斗星の食堂車はフランス語で”北斗七星”の意で「グランシャリオ」(Grand Chariot)と命名されていました。
22. 北斗星の食堂車は何号車に設置されていましたか?
- 5号車
- 6号車
- 7号車
答え:3. 7号車
解説:
食堂車「グランシャリオ」は7号車に組成され、フランス料理や和食、軽食類などが用意されていました。
解説:
食堂車「グランシャリオ」は7号車に組成され、フランス料理や和食、軽食類などが用意されていました。
23. 北斗星の食堂車でディナータイムに選べたメニューは何でしたか?
- フランス料理コースか懐石御膳
- イタリア料理コースか中華料理コース
- 和食か洋食の単品メニュー
答え:1. フランス料理コースか懐石御膳
解説:
食堂車のディナータイムではフランス料理コースか懐石御膳のいずれかを選択できました。事前予約制で、乗車日3日前までにみどりの窓口で食事券を購入した乗客のみが利用できました。
解説:
食堂車のディナータイムではフランス料理コースか懐石御膳のいずれかを選択できました。事前予約制で、乗車日3日前までにみどりの窓口で食事券を購入した乗客のみが利用できました。
24. 北斗星のロビーカーは何号車でしたか?
- 5号車
- 6号車
- 8号車
答え:2. 6号車
解説:
6号車はロビーカーがあり、全ての乗客が利用可能でした。ソファや飲料自動販売機、共用シャワー室などが設置されていました。
解説:
6号車はロビーカーがあり、全ての乗客が利用可能でした。ソファや飲料自動販売機、共用シャワー室などが設置されていました。
25. 北斗星の救済列車として運行された列車の名前は何でしたか?
- エルム
- タンチョウ
- オーロラ
答え:1. エルム
解説:
1989年(平成元年)7月21日から「北斗星」の救済列車として「エルム」の運行が開始されました。食堂車や個室寝台は連結されず、開放式B寝台のみで組成されていました。
解説:
1989年(平成元年)7月21日から「北斗星」の救済列車として「エルム」の運行が開始されました。食堂車や個室寝台は連結されず、開放式B寝台のみで組成されていました。
26. 「エルム」の運行が終了したのはいつでしょうか?
- 1996年
- 2006年
- 2016年
答え:2. 2006年
解説:
「エルム」の運行終了は2006年(平成18年)8月13日でした。
解説:
「エルム」の運行終了は2006年(平成18年)8月13日でした。
27. 北斗星のスキーリゾート向け臨時列車はどれでしょうか?
- 北斗星トマムスキー号
- 北斗星スノー号
- 北斗星ウィンター号
答え:1. 北斗星トマムスキー号
解説:
北海道寄りの始終点を石勝線のトマム駅とした冬季・春季臨時の「北斗星トマムスキー号」が運行されていました。その後「北斗星トマムサホロ号」として運転されました。
解説:
北海道寄りの始終点を石勝線のトマム駅とした冬季・春季臨時の「北斗星トマムスキー号」が運行されていました。その後「北斗星トマムサホロ号」として運転されました。
28. 北斗星ニセコスキー号の特徴は何でしたか?
- 函館本線「山線」を経由して札幌駅に向かった
- 札幌駅を経由せずニセコ駅が終点だった
- 上野駅ではなく新宿駅が始発だった
答え:1. 函館本線「山線」を経由して札幌駅に向かった
解説:
北斗星ニセコスキー号は室蘭本線・千歳線を経由せずに函館本線ニセコ駅・倶知安駅・小樽駅(通称「山線」)を経由し札幌駅に向かいました。
解説:
北斗星ニセコスキー号は室蘭本線・千歳線を経由せずに函館本線ニセコ駅・倶知安駅・小樽駅(通称「山線」)を経由し札幌駅に向かいました。
まとめ
「北斗星」は1988年の青函トンネル開業と同時に誕生し、初めて東京と北海道を乗り換えなしで結んだ寝台特急でした。
運行開始当初は1日3往復運行され、食堂車やロビーカー、個室寝台を連結した「日本初の豪華寝台特急」として親しまれました。
27年半の歴史を持つ北斗星は、2015年8月に運行を終了。その廃止により、国鉄時代から57年続いた「ブルートレイン」の時代も終わりを告げました。
北斗星は日本の鉄道史に大きな足跡を残した列車といえるでしょう。